私は音楽を聴く時は冷暖房を使わないようにしているので、冬のオーディオルームは寒いです。
なので、冬は自然と暖房の効いた居間でテレビを見る時間が長くなります。テレビでNASに撮り貯めた番組を見ています。
ラトルとベルリン・フィルの演奏は飽きるほど見たので、久しぶりに昔の演奏を観ることにしました。カラヤンとベルリン・フィルの『魔弾の射手』序曲です。これは1970年代の作品なのですが、ビデオではなくフィルムで撮ったおかげで、今のハイビジョンのサイズにうまく収まっています。しかも、画質も悪くないので、なんの違和感もなく、演奏を堪能することができました。
この後、カラヤンは自分で映像会社まで作ってしまいましたね。「世界のどこにいる人でも音楽を聴くことが出来るようしたい。」と語っていたのを記憶していますが、スマホで寝転がって観ることも出来る時代が来ることまで予想していたでしょうか。
<追記>
カラヤンがテレモンディアルで作ったLDやDVDはかなりの数を持っていますが、殆ど観ません。(ブルックナーは別です)
当時としては、最高の音質と画質を実現していたのでしょうが、今となっては時代遅れの感があります。
それより前にフィルムで録画されたUNITELの作品がハイビジョンにリマスターされて、今でも十分通用するのを見ると、歴史の皮肉を感じます。
ネットを見ていたら、「Blu-ray Audioのディスクが、1000円前後で投げ売りされている」との情報を見たので、アマゾンで確かめてみたら、確かにカラヤンやクライバーのベートーヴェンが1K円で売られていますね。ハピネットが販売していたものですね。在庫処分でしょうか?