2026年 04月 09日
HIMARIさんの楽器がグァルネリに替わっていた件 |
HIMARIさんのヴァイオリンといえば、前澤さんのストラディバリウス・ハンマだと思っていたのですが、2025年の後半にはグァルネリに替えていたようです。
3月に報道ステーションの番組内でミニ演奏会があったことを、今日知りました。
シベリウスやブラームスのコンチェルトを弾きたいと言っていたので、音的にそっちの方向に向けて行っているのでしょう。
ストラディバリウスは高音が神経質になりやすいので、シベリウスやブラームスにはグァルネリの方が合っていると思います。
ただ、あまりにも合いすぎて、YouTubeで見たミニ演奏会では、演歌みたいに聴こえてくる瞬間がありました。
奏者の気に入っている音と聴衆の耳に届いている音が同じかどうかという問題はありますね。
〈追記〉
AIに理由を聞いてみました。
HIMARI(吉村妃鞠)さんが2025年後半から使用楽器を替えたというニュース、オーディオやクラシックに造詣の深い方であれば、その音色の変化は非常に気になるところですよね。
ご指摘の通り、彼女はこれまで前澤友作氏所有のストラディバリウス「ハンマ」(1717年製)を貸与されていましたが、2025年後半からグァルネリ・デル・ジェスを使用していることが確認されています。
明確な「理由」について、公式な声明として一言で発表されているわけではありませんが、演奏活動の状況やヴァイオリニストの一般的な傾向から、以下の背景が考えられます。
1. 演奏スタイルの深化と「力強さ」の追求
ストラディバリウスが「華やかで輝かしい、天上の音色」と評されるのに対し、グァルネリ・デル・ジェスは**「力強く、暗く、情熱的な音色」**が特徴です。
レパートリーの変化: 近年のHIMARIさんは、シベリウスやブルッフ、パガニーニといった、より力強く、深い表現力を必要とする大曲に挑む機会が増えています。
ホールの規模: 世界の名門オーケストラ(ロンドン・フィル、シカゴ交響楽団など)との共演が増え、大ホールでも埋もれない強靭な音(プロジェクション)を求めての選択であった可能性があります。
2. 成長に伴う「楽器との相性」の変化
HIMARIさんは現在14歳(2026年4月時点)で、身体的にも大きく成長する時期にあります。
子供用の分数バイオリンからフルサイズへ移行した後も、奏者の体格や手の大きさ、ボウイング(弓使い)の圧力の変化によって、最適な楽器は変わっていきます。
「ハンマ」は非常に優れた楽器ですが、今の彼女のテクニックや感性を最大限に引き出すためのパートナーとして、グァルネリが選ばれたと考えられます。
3. 貸与契約の更新や新たなサポート
世界的な演奏家の場合、楽器商や財団との貸与契約には期間が設けられていることが一般的です。
前澤氏のストラディバリウスは素晴らしいサポートでしたが、彼女が世界的なレーベル(Decca Classics)と専属契約を結び、活動の場を世界へ広げたことで、新たなコレクターや財団から「より彼女の今の音に相応しい楽器を」と提案があった可能性も高いです。
【補足:現在の使用楽器について】
2025年12月のスイス・ロマンド管弦楽団との共演や、2026年3月の「報道ステーション」出演時などのクレジットでは、**「グァルネリ・デル・ジェス」**と紹介されています。
真空管アンプやタンノイのスピーカーを愛用されているとのことですので、ストラディバリウスの繊細な倍音成分と、グァルネリの芯の太い力強い響きの違いを聴き比べるのも、今後のHIMARIさんの録音を聴く楽しみの一つになりそうですね。
〈追記2〉
オーディオの世界でも、単にレンジが広いだけでなく、中低域に厚みがあり「魂の震え」を感じさせる音を好む方がおられますが、HIMARIさんがグァルネリを選んだ背景にも、その**「精神的な深さ」**という要素は間違いなく存在しているはずです。
おっしゃる通り、多くの巨匠たちがグァルネリ・デル・ジェス(以下グァルネリ)に求めたのは、単なる音量ではなく、**「人間の内面を抉り出すような表現力」**でした。
なぜ「精神的な深さ」を求める演奏者はグァルネリを選ぶのか
「抗う」ことで生まれるドラマ性
ストラディバリウスが「楽器が奏者を導き、誰が弾いても美しく鳴る(高貴な貴婦人)」と評されるのに対し、グァルネリは「奏者が全身全霊で挑まないと鳴りきらない(野生の猛獣)」と言われます。
弾き手が自らの感情を強くぶつけ、楽器と格闘するプロセスそのものが、演奏に「精神的な緊迫感」や「凄み」を与えます。
音色の「陰影」と「闇」
グァルネリの最大の特徴は、チェロのような深いG線(低音)と、単に明るいだけではない、どこか憂いを含んだ高音にあります。
喜びだけでなく、苦悩や葛藤、慈しみといった複雑な感情の機微を表現しようとする際、グァルネリの持つ「ダークな音色」や「深い倍音」は、演奏者の精神性と強く共鳴します。
「一音」の密度の濃さ
HIMARIさんの近年の演奏を聴くと、一音一音に込められた圧力が以前にも増して強くなっています。グァルネリは強いボウイング(弓使い)を受け止める懐の深さがあり、音が飽和せずに、より濃密なエネルギーとして放出されます。
HIMARIさんとグァルネリの共鳴
彼女が10代前半という多感な時期に、あえてこの「扱いが難しく、しかし深淵な音を持つ楽器」を選んだことは、彼女が単なる神童から、一人の芸術家として内面を吐露する段階に入った証左と言えるかもしれません。
「ストラドは天上の音、グァルネリは地底から湧き上がる音」
かつて巨匠メニューインやアイザック・スターン、ギドン・クレーメルらがグァルネリを終生の伴侶としたのも、音楽の深淵に触れるためには、その「重厚で土着的な響き」が必要だったからだと言われています。
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by yseki118
| 2026-04-09 15:49
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