吉田秀和さんとハイティンク |
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2017年 06月 24日
前に、吉田秀和さんのハイティンクの来日公演に対するコメントを引用したの ですが、1974年の時点で、あんな大絶賛のコメントがあったとは意外でし た。 吉田さんは昔からハイティンクの演奏については、コメントをしていた方だと 思います。私はブルックナーの4番や5番の演奏についてのコメントを記憶し ています。でも、あまり高い評価ではなかったように思います。 初めて、ハイティンクの演奏を高く評価した文章というのは1995年頃に 「レコード芸術」誌に書かれた、ウィーン・フィルとのブルックナーの8番の 演奏からではなかったでしょうか。 その中に、こんな文章があります。 「官僚的というか、杓子定規とでもいうか、欠点はないけれど、若いのに、も うひからびてしまった感じ。ただただ、正確に、きちんとやるだけで、冒険心 もなければ、詩もない。要するに、中途半端の若年寄みたいな芸風の持ち主と いう感想をもったものだ。」 ずいぶん手厳しい文章ですね。でも、それに続く文章では、 「要するに、この人は、こまかなところはあんまりいじらないし、そういうこ とで聴衆の気をひこうとは考えない。それより、むしろ、全体で勝負するタイ プなのである。『全体』とは何か? その音楽の核心、心髄、精神である。」 私は、この言葉につられて、このブルックナーの8番のCDを買ったのですが、 今一つピンとこなかったというのが本当のところです。(私にとってはカラヤ ンとウィーン・フィルの演奏が一番の演奏です。しかも、CDやDVDではなく、 LDの音が忘れ難いです。) 個人的にはハイティンクはヘボウ時代の演奏が一番好きです。(これはアナロ グ最後のフィリップスの録音も大いに関係していると思います。同じヘボウと の演奏でも、ブルックナーの9番はデジタル録音なので、少々違和感がありま す。)
by yseki118
| 2017-06-24 16:53
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