しばらくBBB+AK4495で音出しをしてきましたが、何となく音が濁っている感じがするので、BBGにつけかえてみました。こちらの方が音に透明感が出ます。
BBBの重心が下がった音に比べて、BBGはスッキリした音になります。でも、オーケストラを聴くと、少し寂しい感じになります。
以前、「AK4495基板をBBGと組み合わせることで、今出ている細身の音に、もう少し厚みが出ると嬉しいです。一方、BBBと組み合わせた場合は、今のDACでは少し雑味が感じられるので、それが解消されると良いです。」と書いたのですが、やっぱり、BBGと組み合わせると解像度は高いものの細身の音になります。また、BBBと組み合わせた場合は音が太くなるものの、雑味が感じられます。
AK4495は、相手が5102A・DACなら、即、首位交替のレベルですが、相手がWM8741となるとそうもいかないので、AK4495はしばらくサブで使いたいと思います。
当分はWM8741をメインにして、それと併行して、AK4495はデジタルフィルターで音を変えられるようなので、それも試していきたいと思います。(追い込んでいけば、WM8741以上の音が出るのは確かだと思いますが、今の段階では、音が少々嘘っぽい感じがするのです。)
何しろ、bbex105508さんに提供していただいたBOTIC7の最新のイメージファイルで音出しすると、より実在感のある音になるので、もう少しWM8741の音を楽しみたいのです。
以前、ダウンロードしたパレーとデトロイト響の幻想交響曲を聴いたのですが、今までで一番良い音に聞こえます。ワンポイント録音らしい純度の高さに加えて、音に迫力があります。この音を聴かないのはもったいないです。
<追記>
誤解を招きそうな表現をしてしまったので、書き加えます。AK4495の音が嘘っぽいと言っているのではなく、WM8741用に作ってきたシステムの中にそのまま入れると、少々嘘っぽい音に聞こえるという意味です。誤解のないようお願いします。
私のシステムはラインケーブルで音が激変します。今使っているケーブルは音が濃くなる傾向がありますので、そのせいだと思います。このケーブルをもっとナチュラルな音のものに交換すれば、問題は解決すると思います。でも、今使っているケーブルの音が好きなので、交換したくないのです。そこで、デジタルフィルターで音質が調整できないかと考えているのです。
AK4495については、前述のパレーの幻想交響曲のティンパニの音がWM8741以上の迫力で迫ってきますので、ポテンシャルの高さは十分に認めています。
<追記2>
以前、ja7jtzさんに、BBB(G)のCPUパワーを下げると音が良くなることを教わっていたのを思い出しました。私の環境では力感がなくなってしまうので、使用を控えていたのですが、AK4495の場合には丁度良いことに気付き、早速試してみたところ、大成功でした。
音の純度が増し、嘘っぽさがなくなりました。
これはお薦めです。
参考までにTERA TERMのマクロを載せておきます。
;=============================================
HOSTADDR = '192.168.XX.XX'(自分の環境)
USERNAME = 'root'
PASSWORD = 'botic'
COMMAND = HOSTADDR
strconcat COMMAND ':22 /ssh /2 /auth=plaintext /user='
strconcat COMMAND USERNAME
strconcat COMMAND ' /passwd='
strconcat COMMAND PASSWORD
; 接続
connect COMMAND
; コマンドプロンプトを待つ
wait '~#'
sendln 'cpufreq-set --max 1000Mhz'
; コマンドプロンプトを待つ
wait '~#'
sendln 'cpufreq-set --min 300Mhz'
; コマンドプロンプトを待つ
wait '~#'
;コマンドを実行
sendln 'cpufreq-set -g powersave'
end
<追記3>
2月のブログを読み返したら、起動時に設定する方法も教えていただいていました。
私はマクロでばかり設定していたのですが、rc.localに書いておいた方が楽ですね。
>簡単にcpufreq-set -f 300Mhzのようにすれば,周波数を設定できます。
>300Mhzのところは他の値でも大丈夫です。
>ただし,その前にcpufreq-set -g --min 300Mhzをしておかないと,1000Mhzより下げられません。
>また,ある周波数で決まりというならrc.localに書いておけばその周波数で立ち上がります。
>ところが,そのはずが出来ないのでいろいろ試してみたのですが,cpufreqを使う前に,少しだけ間をとらないといけないようです。
>nano /etc/rc.localで
>sleep 3 (2以上だと大丈夫でした)
>cpufreq-set --min 300Mhz
>cpufreq-set -f 固定したい周波数
>を書き加えればOKです。